日本のコロナウイルスへの対策が海外から厳しい目で見られています。
ダイヤモンド・プリンセス号の対応は難しく日本も運が悪かったとも
思えますが乗客の下船後の追跡情報手段がなかったのは残念でした。
日本の政策の欠点は対応が遅いのももちろんですが、情報が公開されず
安倍総理含む政府の発言を信じて良いかわからないことにあります。
そして、ITをつかさどる竹本大臣のIT対策が何一つ発案されず、機能して
いないことも大きな問題です。
今回、民間の中小企業ですが竹本大臣へマスク在庫マップを提案して
みましたが受け入れられませんでしたのでその経緯をお伝えいたします。
IT担当大臣の日本の政策を台湾マスク在庫マップなどと比較
まず、台湾のIT担当大臣と竹本大臣を比較した番組を見てみましょう!
台湾では、IT担当大臣がマスクの在庫データを民間ITプログラマーに公開し、
パソコンやスマホで在庫の状況把握ができるようにしました。
保険証情報などと連携し買い占めも同時に防止しています。
竹本先生はというと、おっと!パーティに出席されていました!
でも主催者の名前も覚えていないようです。
もう79歳ですから大目にみてあげましょう!
韓国のIT政策
感染者の追跡マップを公開しています。
感染者のスマホのGPSを使用を義務付けているのかもしれませんが、移動状況が
スマホで把握できます。
日本では「ウイルスばらまいてやる!」と飲食店に訪問した感染者の罰則規定は難しく
同様の騒ぎが再現する可能性がありますね。
一部の弁護士は「傷害罪」「威力業務妨害罪」にあたるとしています。
では、韓国の感染者追跡マップが以下になります。
[スマホアプリ]

引用元:CNN
[パソコン版]

引用元:訪日ラボ
上記2つとも民間のITエンジニア、(一人は大学生)が作成したようです。
ソースデータは政府が公開していましたが表現方法がわかりずらいので地図上で視覚的に
わかりやすくしたものと思われます。
私のリサーチ不足で、移動の際の位置情報がスマホのGPSで強制的に報告される
仕組みであるかどうかなどのバックグラウンドは判明していません。m(_ _)m
中国のIT政策
患者情報の個人情報以外の位置情報含め詳細に公開していると思われます。

引用元:FNN
中国では、2月の時点で感染者情報を公開していました。こちらも韓国同様に法律の罰則が
あって個人の位置情報が強制的に上げられるのか不明です。
私見ですが、自己申告ではないと思われます。
個人の行動を追跡して武漢から来て報告しなかった人を見つけて隔離したり、デパートで感染者が出た際に過去1週間の来店者10万人を割り出して数百人を隔離したりもした。感染者が出た場所もマンション名までアプリの地図で公開される。
日本でも感染者情報の詳細は公開されている
民間IT企業のサイトから感染者データは、県によっては地域までわかります。
北海道や愛知県など市まで公開されています。
以下の記事をご覧ください。
竹本IT担当大臣にマスク在庫マップを提案してみた!
ということで
竹本大臣の事務所にメールを送り、IT政策に関連した
アプリの提案をしてみました!
結果、回答なし。(チーン)無視ですね。
まあ、一中小企業の相手などできないでしょうから、仕方ないですね。
色々、パーティなどに出かけたり、お忙しいでしょうから。(皮肉も少々)
IT政策の提案内容
以下、メール原文ですが、個人名を伏せています。
本部事務所 ○○○○ 様

1.マスクの在庫のある店舗を地図上に表示
2.店舗をタッチすると、③マスクの商品在庫一覧を表示
[インターネットのデーターベース]
①.物流センターから店舗への出荷情報を送信
②.各店舗は前日在庫送信
③.マスクの商品在庫 = ① + ②
これで地図上にマスクのある店舗が表示できるはずですが、小売業からデータを
いただく必要があり、声の大きい人(政府?)がいないと実現しないのが最大の
弱点です。
(台湾では、政府が主導権をとっていましたね。)
政党や県庁、小売業の反応
メールありがとうございました。
ご意見は、党指導部、関係各部門に報告し、今後の政策立案、宣伝活動、国会質問などの議会活動、「しんぶん赤旗」編集などの参考にさせていただきます。
ご参考までに、新型肺炎問題に関するHPの特設ページを紹介します。
週の会議で議員に報告したところ、台湾ではそのような事例があるようだが、現状、データを送信するなどの要請を出すのは難しいと思われます。また、データが公開できるようであれば大手が開発に着手されていると思われます。
このたびは、新型コロナウイルス感染症対策についての御提案をいただき、ありがとうございます。
産業振興を担当しております産業政策課から回答いたします。IT技術を活用した、マスクや消毒・除菌商品の在庫マップ作成の事業構想等をお持ちとのことですが、県では、マスク等の衛生資材の販売に関する各業者(製造業者・物流業者・卸売業者・小売業者等)の全容・実態を把握しておりません。
また、衛生資材の流通等に対して、県に指導等を行う権限はなく、○○様の構想の是非を判断することができません。県としては、引き続き、コロナウイルス感染症の拡大防止や、影響を受ける県内中小企業の支援に取り組んでまいりたいと考えていますので、何卒御理解の程よろしくお願いいたします。
マスクの一消費者です。
数日、お店に伺うのですがマスクはまだ購入できず困っています。
もう少しすると店頭に並ぶのかもしれませんが自宅の在庫が保つかどうか不安で過ごしています。
実は、台湾では、マスクの在庫がスマホで地図に表示されて効果が出ています。
↓参考情報
youtu.be/gj4YKgs_GHA
今、同様なスマホアプリの開発に取り組んでいます。
完成すれば地図上でマスクや消毒・除菌の在庫がある店を検索できます。
ただし、御社のような小売店様への入荷情報データが必要です。
ぜひ、ご賛同いただきシステムの内容をご覧いただきたいです。
ご返信いただければ、仕様書をお送りいたしますので
ご検討よろしくお願いいたします。
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この度はお問い合わせを頂きまして誠にありがとうございます。
マツモトキヨシ お客様相談室 ○○でございます。この度はマスクの品薄により、ご迷惑をお掛けしており、
誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。折角のご依頼でございますが、
この様な案件につきましてはお断り申し上げております。
悪しからずご容赦くださいませ。何卒宜しくお願い申し上げます。
貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
サンドラッグお客様相談室の○○と申します。このたびご提案をいただき、誠にありがとうございました。
社内にて、慎重に検討したしましたが、
今回はご提案内容について見送らせていただくことになりました。大変申し訳ありませんが、ご了承くださいますようお願い申し上げ
ます。
スギ薬局様からは、とても丁寧なメールをいただきました。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
メールを拝見させていただきました。マスク関連商品の品薄・欠品状況が続き、大変ご不便をお掛け致しておりますこと、
深くお詫びを申し上げます。現在商品の確保に努めさせていただいておりますが、入荷は大変不安定な
状況であり、確定的な情報をご案内することが出来ません。
現在は、店舗に入荷した商品を開店前に確認し、お並びいただいているお客様への
ご案内及び順番での販売を実施致しております。ご提案をいただきました様な情報開示に関しては、社内にて検討を重ねて参ります。
今後とも、引き続きのご指導・ご愛顧のほど、 何卒、宜しくお願い申し上げます。
カワチ薬品からも真摯なご返信をいただきました。
謹啓
早春の候 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は当店「○○○店」をご愛願賜り心よりお礼申し上げます。このたび、お問合せ頂きました「マスクの販売」に関し、貴重なご意見、ご提案を頂きまして誠にありがとうございます。
「マスクの販売」につきましては、連日の報道にもございますが、商品品薄の為ご不便をお掛けしまして誠に申し訳ございません。メーカー様への発注等は随時行っておりますが、入荷の予定日・数量が未定となっており、店舗でもお答えが出来ない状況でございます。引き続き商品の確保に努めて参ります。
また、今回のご提案につきましては関連部署と連携をさせて頂きましたが、当該商品ならびに関連商品における安定供給の見込みが立たず、在庫状況をご案内出来る程の入荷量も見込めない為、現在、ご要望に添うことが難しい状況にございます。折角のご提案ではございますが、お見送りさせて頂きたいと存じます。何卒、ご了承のほどお願い申し上げます。
この度はお問合せを頂きまして誠にありがとうございました。
ご健康には充分にご注意下さいませ。末筆ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
謹白
ドラッグストアは上位10社にお問い合わせしていますが、上記4社以外は
返信をいただけませんでした。
以上のとおり、在庫データを開示するのは現時点では難しいようです。
店頭に並んでもすぐに先着順で売り切れてしまうので、今は、在庫データの開示できない
というのが正直なところでしょう。
マスク在庫マップを入り口としたIT政策は機能拡張可能?
ここで考えたいのが、マスクは予防より感染者の飛沫感染を防いだり
すでに持病がある(肺炎など)の人に優先されるべきで
政府が制御すべきは当然なのです。
なので一声あれば、保険証や医師の診断結果などをスマホに登録しQRコード、
もしくはバーコードをスマホに発行してレジ上で優先順位をコントロール
できるはずなのです。
また、マスク在庫マップはIT対策のひとつのきっかけに過ぎず、これを入り口にして
以前、政府が中国の入国制限を特定の地域に限定していたことなど問題点を記事にしています。
マスク在庫マップシステム仕様書
マスク在庫マップシステムの仕様書を備忘録として掲載しておきます。
コロナウイルス対策アプリ概要
1. 背景・目的
弊社は、コロナウイルスの拡大に伴う国民の安心・安全のため情報提供を
素早くおこなうためのスマホアプリを検討しているところである。
2. 機能要件
(1) 機能に関する事項
1 情報入力機能
・メールアドレスまたはSNSでユーザー登録するとMy店舗(いつも使用する店舗)
の設定が可能
2 情報検索機能
・トップメニューから、マスクの在庫の有無を地図上に表示される。
→地図上の店舗をタップするとマスク在庫の一覧に遷移
→マスク在庫一覧で開店時在庫があるかと当日入荷数がわかる。
→お気に入りの商品はいいね♡を押すことが可能。
→ヘッダー下に「大きめ」「ふつう」「小さめ」「50パック以上」でフィルタできる。
・消毒・除菌の在庫もマスク同様に機能する。
・感染者マップは、既存のサイトにリンク
・検査機関マップ、お役立ちツールは、ダウンロード数の状況に応じて機能追加
3 広告配信機能
スマホトップページに広告を表示する
4 管理者権限機能
・マスタ・データのメンテナンスが可能にするか検討中。
→現時点では未実装とする。
5 通知機能
· お気に入りの商品が入荷した場合に通知をおこなうか検討中。
→現時点では未実装とする。
(2) 画面イメージ
(3)画面遷移図
(4) サーバー機能に関する事項
1 サーバー環境
予算や汎用性の観点から集配信ミドルウエアを使用せずにFTP受信後、データベースを
更新する機能を想定しています。
サーバーOS:LINUX
サーバーDB:MySQLもしくはFirebase
クライアント・サーバー間ファイル転送:FTP
クライアントOS:WINDOWS
2 FTP、DB更新の仕様
A社 5:00 → a-data,a-end 123サーバー
B社 5:00 → b-data,b-end 123サーバー
C社 6:30 → c-data,c-end 123サーバー
1.123サーバー は end ファイルを 監視し、ファイルが存在したらDBを更新。
2.更新が成功したら、endファイル削除、dataファイルの名前をタイムスタンプを付けてリネーム
3.エラー発生時は自動メールを管理者に送信
4.1~3をログに記録
尚、処理を単純化するため、endファイルが残っていた場合は定時で一括削除し、翌日は上書きを想定しています。
3 連携ファイルレイアウト
①店舗マスタ
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 |
1 | 企業コード | 数値 | 6 |
2 | 企業名 | 日本語 | 20 |
3 | 店舗コード | 数値 | 5 |
4 | 店舗名 | 日本語 | 20 |
5 | 住所 | 日本語 | 50 |
②店舗前日在庫
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 |
1 | 企業コード | 数値 | 6 |
2 | 店舗コード | 数値 | 5 |
3 | JANコード | 数値 | 13 |
4 | 前日在庫数 | 数値 | 6 |
③店舗本日入荷数
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 |
1 | 企業コード | 数値 | 6 |
2 | 店舗コード | 数値 | 5 |
3 | JANコード | 数値 | 13 |
4 | 当日入荷数 | 数値 | 6 |
5 | 店舗売価 | 数値 | 5 |
④商品マスタ
項番 | 項目名 | 属性 | 桁数 |
1 | JANコード | 数値 | 13 |
2 | 商品名 | 日本語 | 30 |
3 | 商品説明 | 日本語 | 30 |
4 | メーカー名 | 日本語 | 30 |
5 | メーカー価格 | 数値 | 5 |
6 | 入数 | 数値 | 3 |
7 | サイズ区分 | 数値 | 1 |
8 | 50パック区分 | 数値 | 1 |
9 | カテゴリ区分 | 数値 | 3 |
⑤商品画像ファイル
JANコード:4987067484706
3. 非機能要件
(1) システム方式に関する事項
・本アプリのニーズがあるかの市場調査は未完了のため、ダウンロード数は測定できていない。
・したがって同時接続数は予想不可能である。
・アクセスが集中しデータの表示が遅くなった場合は、サーバー環境のスケールアップ等で
対応することを前提にする。
4. 追加予定機能等
投資コストが回収され次第、新機能をメニューに追加する。
本アプリは、コロナ対策が前提だが、システム的に成功していれば感染のピークアウトを
過ぎても他のニーズにソースの流用が可能とみている。
例)オリンピックなどのイベント時の駐車場空き状況等を1時間ごとにリアルタイムに
近い方法で収集する。データを定点観測し開示するシステムに利用されると考えられる。
まとめ
竹本大臣には「国難」とも言われるコロナウイルス対策に辣腕をこれからも
ふるってほしいですね!
ここで竹本大臣へのアンケートです。
[democracy id=”7″]
尚、竹本大臣への応援メッセージは以下で受け付けています。
国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2
衆議院第二議員会館1221号室
TEL:03-3508-7449 FAX:03-3597-2804
本部事務所
〒584-0025 大阪府富田林市若松町西1丁目1807-1
田井戸ハウス102
TEL:0721-24-7275 FAX:0721-24-4579
まとめ
日本のコロナウイルスの政策は「科学的な裏付け」に乏しく情報も不足しています。
何らかのIT政策が必要であり、情報を開示していく姿勢が問われていますが
状況は変わらないようです。(残念です。)
中小企業がスマホアプリでマスク在庫マップを提案しても受け入れられませんでした。
台湾のように政府が主導してデータ開示されれば地図で可視化し、マスク以外の
消毒・除菌用品やこれからの民間検査機関の待ち時間情報などにも発展しましたが
全く反応がないので実現できないでしょう。
これからの竹本大臣を中心とする日本のコロナウイルスへのIT対策を
見守りたいと思います。