新型コロナウィルスの感染者数のリアルタイムデータ活用方法は?

日本 感染者マップ 政治・社会

新型コロナウィルス感染者数厚生労働省から毎日公表されています。

ですが、データの読み取り方がやや難しく現状把握はニュースから

収集している方が多いようです。

しかし民間のIT企業で感染者データを効果的にリアルタイム

公開されていることがわかりました。

また詳細データのダウンロードとその活用についてもお伝えしていきます。

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新型コロナウィルスの日本のリアルタイムの感染者数は?

厚生労働省の感染者数の公表は前日の12:00時点で締めた数値を報告しています。

3月5日18時現在に確認した時点では下記の内容で感染者数は「284」です。

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について

引用元:厚生労働省HP

一方、テレビのニュースでは、各地の新規感染者が発生した数時間後にさみだれで

報道されています。

その時に、日本全体の感染者数は伝えられません

このためリアルタイムの現状把握が不可能だと思っている方も多いです。

(私もそうでした。)

こうした状況に対し情報提供している民間企業サイトがあります。

企業:ジャッグジャパン株式会社

サイトURL:https://gis.jag-japan.com/covid19jp/

日本 感染者マップ

引用元:ジャッグジャパン株式会社

完全なリアルタイムではないですが数時間間隔でデータが更新されており、日本では

最も早くの感染者情報を公開しています。

地図上の円の大きさ感染者数の数の多さが一目で分かります。

上の画像は2020年3月5日の18時ごろ確認し、感染者数は「341」です。

日本地図上に感染者数を取り込んでおり、地図を「+」拡大していくと県によっては

地域までわかります。

(以下は北海道を例にしています。)

北海道感染者数

引用元:ジャッグジャパン株式会社

しかも、集計の元となる明細データを公開しており、エクセルが使えれば自由に加工・集計

できるCSVデータの取得が可能です。

 

上の画面の左上に「CSV」のボタンがありますので、これをクリックすると自分のパソコンに

ダウンロードできます。

日本 感染者マップ クリックCSV

引用元:ジャッグジャパン株式会社

 

尚、ヤフージャパンでも以下の感染者マップを情報公開していますが地域までは

わかりません。(地図の拡大はできません。)

また、リアルタイムではありません。

ヤフージャパン 日本 感染者マップ

引用元:ヤフージャパン

では、最新データを集計してみましょう。

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新型コロナウィルスの感染者数の公開データからわかること

地図で見ることで直感的に数字を捉えられましたが、報道されている事実を

実際データと突き合わせてみると新たな発見があります。

明細データは、個人情報はありませんが、感染者1人が1行のデータになっており

年代」「居住地」等の情報があります。

 

※以下は感染者数が「334」の3月5日12時ごろの数値を使用しており、上でしめした

「341」とタイムラグがありますことをご容赦ください。

 

【年代別感染者数】

年代 女性 男性 不明 総計 構成比
10 1 3 4 1.2%
20 14 8 22 6.6%
30 15 16 31 9.3%
40 21 29 50 15.0%
50 26 45 71 21.3%
60 26 45 71 21.3%
70 17 25 42 12.6%
80 9 17 26 7.8%
90 1 1 0.3%
0-10 1 6 7 2.1%
不明 1 2 6 9 2.7%
総計 132 196 6 334 100.0%

 

上を見ると10代の感染者の構成比は「1.2%」と低い数値であり、学校現場の

一斉休校を要請が優先順位が一番高いのか考える必要があります。

人の移動を制限するのは一部、効果的な方法ではありましたが、自宅待機を完全に

実現できるかは微妙ですね。

活動範囲の制限・感染防止」といいながら「義務教育上の子供の安全確保」を

国は放棄し、各家庭に責任を押し付けたとも思えます。

 

こうした非常時はデータを元に政策をおこなった方が良いと考えます。

例えば40代~60代全体の7割)を対象に封じ込め対策をチャレンジしても

良かったように思います。

例えば体温計の購入金額の補助をして厚労省のサイトに個人別体温データをアップロード

することを企業に義務化する(または補助金を出す)など。

 

【北海道の感染者数の内訳】

市町 女性 男性 不明 総計 構成比
せたな町 1 1 1.2%
愛別町 1 1 1.2%
旭川市 3 4 7 8.4%
釧路市 1 1 2 2.4%
厚岸町 1 1 1.2%
江別市 2 2 2.4%
根室市 1 1 1.2%
札幌市 8 11 1 20 24.1%
七飯町 1 1 1.2%
新ひだか町 2 2 2.4%
深川市 1 1 1.2%
千歳市 1 1 2 2.4%
滝川市 1 1 1.2%
知内町 1 1 1.2%
中富良野町 3 3 3.6%
苫小牧市 3 3 3.6%
函館市 1 1 1 3 3.6%
美瑛町 2 2 2.4%
北見市 1 7 8 9.6%
不明 6 15 21 25.3%
総計 30 51 2 83 100.0%

 

上記の北海道の数値は、国が決めたマスク配布先「中富良野町」「北見市」が

他の県・都市に比べて第一優先であったのかチェックする必要があります。

クラスターが発生しているかは、私には情報がありませんが

「中富良野町」 感染者数 3人 北海道感染者数構成比 3.6%

「北見市」   感染者数 8人 北海道感染者数構成比 9.6%

がわかりました。

数としては正直少ないので320万枚の集中一点の配布の国の対応が効果的

なのかは大変疑問に思います。

 売渡しを受けたマスクは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、地方自治体からの要望等も踏まえ、まずは、人口に占める患者数の割合が特に大きい地域として中富良野町、クラスター発生等による今後の潜在的患者数増加に留意が必要な地域として北見市に配布いたします。

引用元:厚生労働省

 

ちなみに「今回政府が買い取るのは8万世帯分・320万枚で、平均的なひと世帯あたり

40枚程度」との報道がありますが、

(参考)住民基本台帳人口・世帯数(平成31年)
中富良野町    5,019人   2,198世帯
北見市  117,806人 61,638世帯

上記合計は6.4万世帯で8万とは差異があり、残り枚数の配布の計画は不明です。

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新型コロナウィルスの感染者数へのSNSの反応

日本が検査体制の対応が遅くなっているのは

「感染者数を低く見せたい意図が政府にある」との極論を言う方もいらっしゃいます。

国民に「安心」をあたえるには「正しい情報の公開」と「最善の政策」を「科学的」に

おこなってもらいたいです。

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まとめ

厚生労働省のホームページでの公表は最新ではありません

しかし民間のIT企業におおよそリアルタイムで提供しており、それを地図グラフ

可視化されています。

そして感染者の明細データダウンロードできるようになっており、自分でデータ分析

可能です。

政府とニュース報道の内容が正しい方向に向かっているかを一人一人がチェックする

ことも大切であると感じます。

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