ラグビーワールドカップ2019日本大会で日本代表を決勝トーナメントに率いるキャプテン
リーチマイケル選手。
日本選手よりも日本の魂を持つ男30歳。
この記事では、リーチマイケル選手の出身地と日本代表でプレーする理由を振り返って
みます。
リーチマイケルの出身地と日本留学の理由
リーチマイケル選手はニュージーランドのクライストチャーチ
(ニュージーランド南島中部に位置)生まれです。

引用元:ウイキペディア
父はニュージーランド出身でスコットランド系白人、母はフィジー出身です。
15歳の時にクライストチャーチのセント・ビーズ・カレッジから留学生として来日し、
札幌山の手高校に入学しています。
なぜ、日本に留学したかというと
実は、リーチマイケル選手が小さい頃、ニュージーランドにラグビー留学で来た
日本の高校生のホストファミリーになっていて、日本に興味を持つようになります。
もう一つはカツカレーがキーワードのようです。(ホント?)
ラグビー仲間であり親友のニックさんから誘いを受けて
カツののった和食味付けのカツカレーを食べたそうで、これがとても美味しくて
当時6ドルだったことを今でも覚えているそうです。
リーチマイケル主将がカツカレー愛好家だったとは!
— PremiumDaichan (@PremiumDaichan) September 24, 2016
ニックさんは日本人の母親と英国人の父親を持ち、彼の家に行くと日本の食事で
もてなしてくれたそうです。お母さんのツナマヨのおにぎりが好きだったといいます。
外国人の方ではちょっと苦手に思える納豆も初めて食べた時に美味しかったようです。
食事の前と後の「いただきます」「ごちそうさまでした」の日本語の礼儀も
ニックさんの家で教えてもらいました。
日本に対する関心は食事だけでは終わりません。
ニックさんが札幌に留学することになった時、自分も行くと決めています。
そーだったのかー!
ニックさんありがとう!
今のリーチマイケル選手が日本にいるのはあなたのおかげです!m(_ _)m
ホームステイ先のお寿司屋さんでは、到着したその日に特上の寿司を出してくれた
そうです。
もっともカリフォルニアロールしか食べたことがなかったので、最初は寿司なのか
わからなかったそうです。(とても美味しかったそうですよ!)

引用元:築地玉寿司
※写真は参考です!当時のお寿司屋さんではありません。
ホストファミリーの両親は息子たちと同じように接してくれて、今でも
「お父さん、お母さん」と呼んでいるそうです。
外国人留学生は1年で帰国する例も少なくありません。カタコトの日本語しかしゃべれなかった
リーチマイケル選手はホストファミリーと話をしながら日本語を覚えていきました。
お母さんの弁当を毎日持っていき、ホームシックになることなくラグビー一色の高校生活を
送ることができました。

引用元:東京新聞
上はホストファミリーのみなさんとリーチマイケル選手の写真
留学したて当時はかなり細かったようですね。
ウニは今でも好物みたいですよ!!
府中パレードありがとうございました!そして誕生日プレゼントありがとう😎👍ウニは1番好きです👌👌 pic.twitter.com/vN42CqozpB
— MichaelLeitchリーチマイケル (@g_leitch) October 25, 2015
リーチマイケルが日本代表でプレーするのはなぜ?
リーチマイケル選手は日本のラグビー部の練習が厳しいことに驚きながらも成長していきます。
実は、札幌山の手高校でも上手な生徒がいっぱいいてびっくりしたそうです。

引用元:毎日新聞
リーチマイケル選手の家庭は裕福でなかったといいます。日本で成功して、親孝行するために
ラグビー留学を決意しましたが、実績がつくれなければそこで終わります。
トップ選手になるために「必死に考えて、考えて、考えた」そうです。
当時の主将だった森山展行さんは、厳しい練習に食らいつく姿に「気持ちが熱く、魂を感じた」
といいます。
ひたむきなプレーで仲間の信頼を得ると、3年連続で主力メンバーとして全国高校大会に出場
しています。
<フォロワー10万人感謝祭>
⑥こちらは約”10″年前の、リーチ マイケル選手(@g_leitch)。第30回高校東西対抗試合の写真です。集合写真には、男子セブンズ日本代表の坂井克行選手(@sakai_k7)も。#rugbyjp pic.twitter.com/X93KAmsTL4— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) March 22, 2016
しかし、花園では栄光を勝ち取れたわけではなく、1、2年の時は2回戦で負けています。
「外国人なのに、たいしたことないやん」という言葉も耳にして涙がにじむほど悔しい思いを
しています。
雪辱を果たすべく臨んだ3年では初戦敗退。「勝負にならなくて意識が変わった」
そうです。
ラグビー王国ニュージーランド出身という自信は消え去り、弱小と思っていた日本で
ラグビーに没頭していくことになります。
高校卒業後は、東海大学体育会ラグビーフットボール部に所属し、在学中に
ラグビージュニア世界選手権に日本代表として出場しています。
東海大学3年時に第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会で準優勝しました。
高校では味わえなかった栄誉でした。
実は、ここで人生の大きなターニングポイントがあります。現在の奥様との出会いです!
↓ 詳しくは下の記事をみてくださいね!
東海大学卒業後、東芝ブレイブルーパスに加入します。
同じ年にワールドカップ2011の代表に選出され、予選プール全4試合、フランカーとして
出場しています。
6年前はけがに苦しみます。2月に腕を骨折し、足首を脱臼骨折し
スーパーラグビーの強豪チーフスの移籍(期限付きではあった)は見送られました。
2013年7月に念願だった日本国籍を取得しています。
翌年4月にエディー・ジョーンズヘッドコーチから日本代表キャプテンに命じられます。
ワールドカップ2015に招集され南アフリカに劇的な勝利をし一次リーグで3勝したのは
御存知の通りです。
【日本代表】
現地時間19日にイングランドで行われた「ラグビーワールドカップ2015(#RWC2015)」初戦 南アフリカ代表戦で、前半29分 トライを決めるリーチ マイケルキャプテン。#rugbyjp #JapanWay pic.twitter.com/5BXI5CfkpI— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) September 20, 2015
スケボーが趣味?
Old dad still got razzle ✌😎#asics #kickflip #noseflip #fatlips #fatbum #recovery pic.twitter.com/KIWruSXpcJ
— MichaelLeitchリーチマイケル (@g_leitch) October 8, 2017
頭がちょっと薄くなったかも?自分で笑いをとってるのは、さすがキャプテン!
29 years old . Asics x Chiefs cake #HBD #qase #oua #ハゲ #asics pic.twitter.com/jf6YXkLVnk
— MichaelLeitchリーチマイケル (@g_leitch) October 7, 2017
まとめ
リーチマイケル選手はニュージーランドのクライストチャーチ出身です。
小さい頃に日本の高校生のホストファミリーだったため日本に興味を持ちます。
また、親友のニックさんが日本人とのハーフで和食をごちそうになるなどの交流があり
ニックさんが札幌に留学することを聞き自分も留学することを決意します。
そして、留学の目的は勉強だけではなく
大好きな日本で生活を送りラグビーで成功して親孝行したい
ということでした。
リーチマイケル選手は日本代表キャプテンとして2015、ワールドカップ2019で実績を
つくり日本の多くのラグビーファンを獲得しています。
初めての決勝トーナメントでどこまでいけるか楽しみです!